台所や料理に関連する英語の表現やイディオムを集めてみました。日常会話やビジネスシーンで使えるフレーズがたくさんあります。それぞれの表現の意味と使い方を例文とともに紹介します。
Out of the frying pan into the fire
意味:更に大きな災難に遭遇する
説明:このイディオムは、文字通りには「フライパンから火の中へ」という意味ですが、比喩的には、一つの困難な状況から抜け出したと思ったら、さらに悪い状況に陥ることを意味します。一つの問題を解決しようとして、別の、より大きな問題に直面する状況を表します。
例文:Leaving my stressful job for a more chaotic one was like going out of the frying pan into the fire.
訳:ストレスの多い仕事を辞めて、もっと混沌とした仕事に就いたら、更に大きな災難に遭遇してしまった。
Too many cooks spoil the broth
意味:余計な手出しで物事が台無しになる
説明:直訳は「料理人が多すぎるとスープが台無しになる」という意味ですが、多くの人が一つの仕事に口出しすると結果が悪くなることを表します。
例文:We couldn’t agree on the design because too many cooks spoil the broth.
訳:余りに多くの人が口出しをするので、デザインについて合意に達することができなかった。
A watched pot never boils
意味:焦れば焦るほど時間がかかる
説明:直訳は「見つめられている鍋は決して沸騰しない」という意味で、急いでいるときには時間が遅く感じられることを表します。
例文:You keep checking your email every five minutes, but a watched pot never boils.
訳:5分おきにメールを確認してるけど、焦れば焦るほど時間がかかるものだよ。
Full plate
意味:とても忙しい
説明:この表現は、文字通りには「いっぱいの皿」という意味ですが、比喩的には、仕事や責任で非常に忙しい状況を指します。特に多くのタスクやプロジェクトに追われている状態を表すのに使われます。
例文:I can’t take on another project, I already have a full plate.
訳:これ以上プロジェクトは引き受けられない、すでに手いっぱいだから。
Piece of cake
意味:とても簡単なこと
説明:この表現は、文字通りには「ケーキの一切れ」という意味ですが、比喩的には何かが非常に簡単であることを意味します。例えば、子供でも簡単にできるような作業を指して使われます。簡単に成功できるような試験やタスクに対してよく使用される表現です。
例文:Don’t worry about the test, it’ll be a piece of cake.
訳:そのテストのことは心配しないで、とても簡単だから。
Cutting corners
意味:手を抜く、手間を省く
説明:直訳は「角を切る」という意味ですが、仕事や課題などをする際に、時間や労力を省くために適切でない方法を使うことを表します。
例文:You shouldn’t cut corners when it comes to safety.
訳:安全に関しては手を抜いてはいけない。
Have your cake and eat it too
意味:両立不可能な好都合を求める
説明:直訳は「ケーキを持っていても食べる」という意味ですが、一つのものを保持しながらそれを消費することは不可能であることを表します。つまり、相反する二つの利点を同時に得ようとすることの無理を指します。
例文:You can’t have a full-time job and party every night, you can’t have your cake and eat it too.
訳:フルタイムで働きながら毎晩パーティーをするなんて無理だ、両立は不可能だ。
That’s the way the cookie crumbles
意味:仕方がない、それが現実だ
説明:直訳は「そういう風にクッキーは崩れる」という意味で、事態が思い通りに進まない時に使われる表現です。
例文:I was really hoping to get that job, but I didn’t. Well, that’s the way the cookie crumbles.
訳:その仕事を本当に獲得したかったけど、ダメだった。まあ、仕方がない。
In a pickle
意味:困った状況にある
説明:直訳は「ピクルスの中にいる」という意味ですが、困難な状況やジレンマに陥っていることを表します。
例文:I’m in a pickle right now, I can’t decide whether to move to a new city or stay here.
訳:今、困った状況にあって、新しい街に引っ越すかここに残るか決められない。
Bite off more than you can chew
意味:自分の能力以上のことをしようとする
説明:この表現は、自分が咀嚼(そしゃく)できる量以上のものを口に入れることから来ています。つまり、自分の能力やリソースを超えた仕事や責任を引き受けることを意味します。しばしば、過大な野心や不現実な目標を設定することに対する警告として使われます。
例文:He bit off more than he could chew by taking on that huge project.
訳:あの大きなプロジェクトを引き受けることで、彼は自分の能力以上のことをしようとした。
Half-baked idea
意味:検討が不十分な計画
説明:「半分焼けた」という文字通りの意味から、十分に練られていない、または不十分に考えられたアイデアや計画を指します。通常、不完全または実行不可能な計画を批判する際に使用される表現です。
例文:His plan to start a business seems like a half-baked idea.
訳:彼のビジネスを始める計画は、検討が不十分なアイデアと思われる。
Spill the beans
意味:秘密を漏らす
説明:このイディオムは、文字通りには「豆をこぼす」という意味ですが、比喩的には秘密や重要な情報をうっかり漏らすことを意味します。特に予定していなかったり、不注意から起こる情報の漏洩を指します。
例文:Don’t spill the beans about the surprise party!
訳:サプライズパーティーのことは口外しないで!
Put all your eggs in one basket
意味:全てのリスクを一つのことに賭ける
説明:このイディオムは、すべての卵を一つのかごに入れるという行為から来ています。一つのかごが落ちたときにはすべての卵を失うリスクがあることを意味し、すべてのリソースや努力を一つの選択肢に集中させるリスクを指します。特に投資やビジネスの意思決定に関連して使われます。
例文:Investing all your money in one company is like putting all your eggs in one basket.
訳:一つの会社に全てのお金を投資することは、全ての卵を一つのかごに入れるようなものだ。